訪問介護の開業・運営で助成金や補助金を検討するときは、使い道と申請条件を先に確認することが大切です。ITの導入、従業員の正社員化、販路開拓では、利用を検討する制度が異なります。ここでは、2026年9月23日に確認した公式情報をもとに、代表的な制度と確認の順番を整理します。
作成・更新:株式会社HLC/情報確認日:2026年9月23日

開業費用と、制度の対象経費を分けて考える
物件の準備、人材の確保、日々の運転資金など、開業には複数の費用がかかります。助成金・補助金は、制度ごとに定められた取組や経費に対する支援です。開業費用のすべてを賄える前提で計画せず、自己資金や融資と併せて資金繰りを検討しましょう。
訪問介護と、施設に通って利用する通所介護(デイサービス)は異なるサービスです。事業の種類、法人形態、従業員数、開業時期によって申請できる制度や必要書類も変わります。
2026年に確認したい助成金・補助金
デジタル化・AI導入補助金2026
業務の効率化に向けたITツールの導入を支援する制度です。通常枠では、対象となるソフトウェアの購入費やクラウド利用料などが補助対象となります。旧「IT導入補助金」の情報を読む際は、2026年の制度名と公募要領を確認してください。
IT導入支援事業者と相談し、登録されている対象ツールから選びます。開業直後の事業者も、申請要件を満たし、必要書類を用意できるかの確認が必要です。契約・発注の時期は、交付決定後の手続きに従って判断します。
公式情報:通常枠の対象・補助内容/申請の流れ/通常枠のよくある質問(PDF)
キャリアアップ助成金
有期雇用・短時間勤務などの非正規雇用労働者について、正社員化や処遇改善に取り組む事業主を支援する制度です。物件取得などの開業費用に充てる制度とは目的が異なります。
正社員化コースなど、取組に合うコースを確認します。原則として取組日の前日までのキャリアアップ計画の提出が必要で、対象労働者、就業規則、賃金などにも要件があります。採用や転換を進める前に、管轄の労働局で現行の条件を確認しましょう。
公式情報:厚生労働省「キャリアアップ助成金」/令和8年4月8日版の制度案内(PDF)
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者が経営計画に基づいて行う販路開拓などを支援する制度です。従業員数をはじめとする事業者の要件と、実施したい取組・経費が対象になるかを確認します。
申請枠や募集回によって条件が変わるため、所在地を担当する商工会・商工会議所と相談し、公募要領で必要な手続きと締切を確認してください。法人形態や事業規模によっては対象外となる場合があります。
申請前に確認する5つのこと
- 申請者の条件:法人形態、従業員数、開業時期、必要書類を確認する。
- 対象となる費用:導入したい設備・ツール・取組が、その制度の対象か確認する。
- 手続きの順番:計画の提出、申請、交付決定、契約・発注の順序を確認する。
- 資金繰り:支払日と補助金等を受け取る時期を確認し、必要な資金を確保する。
- 実施後の対応:報告書や証拠書類の保存など、受給まで・受給後に必要な手続きを確認する。
デイサービスの開業を検討している方へ
HLCはリハビリ特化型デイサービスの開業・運営を支援しています。通所介護の開業を検討している方は、デイサービス開業資金の内訳と本部支援、開業までの流れもご覧ください。
2026.08.01
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